ここ4年ぐらいを無理やりに振り返っておく

昨年11月に約3年半通っていた心療内科の(通院最後の日に確認したところ軽度うつ、での)通院が終わって、現在まで割と問題なく生活できている感じなので、ざっくりここ4年ぐらいをまとめて振り返るのと、今後をどんな感じで考えているかを書いておきたいと思います。

機序

機序、と言っても、もともとそういう素養持ちだなという自覚はずっとありました。

何か一つのきっかけでそうなったというよりは、「TorqueL(トルクル)」にしろ「いろかたおりがみ」にしろ、制作中やリリース後にいいことも悪いこともありましたが、心情をどう持って行ってどう落ち着けてよいかずっとわからない状態が続いており、それによる消耗で一線を越えたという感じだと思います。*1

あとはイベント駆動*2で何とか動くような生活になっていて、今思えばそれも要因ではあるかなと思います。イベントに出る際はコンディションを整えるようにしていましたが、結果的にそれ以外の生活が怪しくなっていくというサイクルになっていたかと。

じゃあ、その一線を越えたのはいつかと言うのが自分でも正確にはわからないところなのですが、明確に自分の認識として「これはまずいな」となったタイミングの出来事は覚えています。

それは、2016年7月に参加したBitSummit 4thの後に催されたポリポリクラブの配信に参加するべく、配信会場である「さろん淳平」さんに移動したのですが、着いてから少しするとひどく気持ち悪くなってしまい、結局配信中ずっと2階で横になっていた時です。

イベント後で酒も入っていて、移動もバスだったので疲労や酔いが原因の可能性も十分にありますが、体調を崩しやすくなっている状態になっているのは間違いなく、自分の認識が変わったのは間違いないところです。(なので、イベントや配信そのものがどうこうという話でもない)

通院と緩解

それから半年間ほど、以前からやっていた気晴らしになるようなことや新しいコトに触れてみるなどしていましたが奏功せず、2017年頭に心療内科への通院を開始しています。

そこからは元々自分のゲーム制作のために充てていた時間を幾分か療養に充てるようにして通院しつつ、可能な範囲でTorqueLの移植や、頻度を減らしてのイベント参加などの活動を継続しながら何とか生活していました。

ただ、以前から手掛けていた定期的な仕事と言うのは継続出来ていました、この仕事が週5勤務というわけではなかったというのは大きかったように思います。(影響が全くなかったとまでは思いませんが)

なんやかんやと諸々凌ぎつつ生活し、2020年11月に心療内科への通院がとりあえずは終了(症状の緩解)しました。

今後のこと

2021年に入って、自分にはっぱをかけるため色々と生活環境を変えてみました。(当然うまくいくかは置いておいて)

はっぱをかけるといっても、現時点なにか新しくゲームを作るというのは難しいと考えていて、それなら奨学金の返済を加速させたいなという心持ちになってきたので、安定的収入を増やす方向に舵を切ろうとしています。(増やせるとは言っていない)

新しくゲームとか作らんのかい! という点に関しては、リハビリがてら小さいものを作ったり制作環境の維持整備は続けたり、情報収集もそれなりに継続はしていますが、やはりどうしても「(いいこともわるいこともあったのを振り返って)もう一回アレやるの?」という気持ちがずっと拭えない、というのが個人的に大きな問題になっています。

また、制作体制を変えれば...と思わなくもありませんが、今の状態で制作体制を変える+ゲーム制作というのは健康面でのリスクが高すぎるのではないかと思っています。

とはいえ、収入増と呪文を唱えれば増えるわけではないので、自分のゲーム制作という名目で確保していた時間(近年はそれを幾分か療養に充てていたわけですが)を多少切り崩してでも、やれることからやっていくべきかと思っています。

かなりざっくりと書きましたが、振り返りとしてはこんなところです。

*1:じゃあ今落ち着けているかというとかなり疑問がありますが、ある程度は腹落ち出来ているようです

*2:トルクルリリース後あたりは月に一回程度イベント参加みたいなスケジューリングで動いていた